【襟をたてる為のボタンダウンシャツのボタンはポロ選手が考案】
このボタンは、乗馬中に風で襟がパタパタしないように留めておくためにポロ選手によって考案されました。ちなみにポロ競技とは馬に乗ってT字形のスティックを操りながらボールをゴールに入れ、得点を競う球技です。
【ポロシャツの起源はテニス】
ポロシャツの起源はポロ競技ではなくテニスです。現在普及しているポロシャツは、ラコステの創業者で著名なテニス選手でもあったルネ・ラコステが1927年に世界で初めて考案し、それをポロ選手が取り入れ世界中に広まったのです。
【女性用シャツのボタンが左前なのは昔は自分で服を着なかった為】
昔はボタン付きの洋服を着られるのは上流階級の婦人のみで、彼女たちは自分で服を着る事はなく、召使いが服を着せていました。召使いが右手でボタンを閉めやすいように、「左側にボタン、右側にボタンホール」となりました。
【ニッカポッカは機能的】
鳶職の方が愛用するニッカポッカは風を感じやすい、周辺のものに当たりやすくなっていることにより周りに何か物がある際に気づきやすいという機能面を重視したつくりです。
単にオシャレだと思って履いているわけではないんです。形が似ているサルエルパンツの話題の際にちょっと話してみてはどうでしょう?
【タイツ/ストッキング/トレンカ/レギンスの違い】
タイツ・・・足先まで覆われている。
ストッキング・・・タイツと同じ形だが肌が透けている。
トレンカ・・・足先とかかとだけ覆われてない。
レギンス・・・足先まで完全に覆われてなく、どんなに長くても足首より上までのつくり。
【ハイヒールは足長効果を狙ってではなく、泥よけの為】
ハイヒールが登場したのは17世紀初めの西洋で、都市は雨が降ると街中の家から道に糞尿や泥が流れ出し、悪臭とぬかるみがひどかったそうです。そんな中を女性がドレスを着飾って外出するとスカートの裾が泥だらけになってしまった為にハイヒールが考案されました。
当時のハイヒールはかかとだけではなく、つま先部分も高くなってました。現在は、セクシーな歩き方の実現と足長効果をみせるファッション向けに改良されています。
【着物は男女ともに右前の2つの理由】
日本人は昔から右利きが多かったことと、死者に着物を着せる時は生者と区別するために左前にする習慣がある為です。
【ジーンズが青色の理由】
ジーンズの青はインディゴ・ブルーと呼ばれており、インド産の染料でデニムを染めたものです。このインディゴ・ブルーはガラガラ蛇よけや虫除けの効果があるといわれ染められるようになりました。
ジーンズは1850年代のアメリカで、ゴールド・ラッシュでカリフォルニアに集まった採鉱夫の間で生まれ、最初にジーンズを作って広めたのは採鉱夫の一人、リーバイ・ストラウスという人でリーバイスの創業者です。
いかがでしたでしょうか?本当におしゃれな人は見た目だけではなく、その服のルーツや着る意味も知り、より深く服の事を知っています。但し、知っている知識をひけらかしすぎると単なるウザい人になってしまうので、あくまでさりげなくを心掛けて下さいね。